米雇用統計前の動きと雇用統計の予想
本日2012年8月3日は米雇用統計の吹き荒れる夜となっています。
雇用統計の動きの話をする前に本日の雇用統計の市場予想と前回数値について書き出しておきます。
7月非農業部門雇用者数(前月比)前回値 +8.0万人 市場予想+10.0万人
7月民間部門雇用者数(前月比) 前回値 +8.4万人 市場予想+11.0万人
7月失業率 前回値 8.2% 市場予想8.2%
上のリンクはクリックする事で過去のデータとグラフを見る事ができるようにしておきました。
まずは、雇用統計のメイン、非農業部門雇用者数についてですが、市場予想が10万人となっていますが、実際、私も良い数値がでるように考えているのですが、その一方で新規失業保険申請件数は雇用統計に当たる月は悪い結果が出ています。
つまりは、今月の結果が悪いものが出る可能性が高いと言う事が言えます。
以下が、新規失業保険申請件数のデータです。
2012/7/26 | 35.3万件 |
2012/7/19 | 38.6万件 |
2012/7/12 | 35.0万件 |
2012/7/5 | 37.4万件 |
しかしながら、前回の雇用統計の結果が悪かった事を考えると、遅れて申請が今月は出てくるように考えています。
つまりは、10万人を超える数値を予想しています。
ただし、干害の被害も有った事から10万人を大きく超える数値では無くて、10万人ちょうど付近を予想しています。
私の予想がそのようなものとなっていると言う事は、この10万人を裏切って良いまたは、裏切って悪い場合には非常に大きな動きが期待できるかも知れません。
先日から78.50のドル円のショートは半分は利益確定として、77円へと踏み込まなかったために、残りを77.6まで伸ばしてみようと言ったところなのですが、雇用統計前に上昇が見られて78.50付近まで迫ってくるようならば、逆指値が滑る可能性があるため、一旦全部利益確定を入れておこうと思います。
現在は8月に入ってきているので、そろそろ米大統領選挙を意識した動きが起こる可能性を考えると、ここらあたりでは強いアメリカを示してくるように思っています。
失業率の若干の改善が見られるか?と言う辺りには注目ですが、FOMCの発表によると、雇用統計には過度の期待は厳禁な様子も見せています。
要するに、蓋を開けてみなければ分からないのが雇用統計なのですが、今日はもう残ったポジションを決済する事だけに専念して、ドル円が77円ミドルにまで落ちてこないようだと、もう手仕舞いにして今週は終わろうと考えています。
それでは、アメリカ雇用統計の夜を一緒に楽しんでいきましょう。